分光光度計

紫外・可視分光光度計
SP-3000SB


  • シングルビーム紫外可視分光光度計
  • 定量測定・スペクトラム測定・カイネティック測定が可能
  • 7インチカラータッチパネル
  • 8連式のマルチセルホルダーを標準搭載
  • 音声ナビ(日本語または英語)による簡単な操作
  • PCソフト(オプション)

SP-3000SB

紫外・可視分光光度計

ぜひ高速で便利な紫外・可視分光光度計 SP-3000SBを体験してください。

シンプルで感動的なデザインは、あらゆるスペースにもマッチします。

OPTIVIEW (PC ソフトウエア)

OPTIVIEWは、SP-3000SBをパソコン上で制御して、測定やデ

ータの分析や保存ができるソフトウェアです。(オプション)

Secure (PC ソフトウエア)

Secureは、OPTIVIEWでの実行される全てのアクションを追跡

及び監査できる監査証跡のプログラムです。(オプション)


主な機能:ログイン、電子署名、監査証跡、監査記録等

分光光度計の当社ファミリー製品


マルチセル測定

超微量測定

キュベット測定

測定波長範囲

特長

SP-3000SB

O
X
O
190 - 1100 nm

シングルビーム

SP-3000DB

O
X
O
190 - 1100 nm

ダブルビーム

NanoEX Plus

X
O
O
190 - 850 nm
キセノンフラッシュランプ
NanoEX Lite
X
O
O

台座: 260, 280 nm

キュベット: 600 nm

LEDs
サポート方針

オプティマは、顧客の様々な要求をサポートするため、

専門的な技術チームにより修理やバリデーションなどの

技術的サポートを提供しています。


保証サービス

1年以内に購入した製品および保証期間内に発生したランプの故障に対しては、

無償で修理または交換対応致します。

今すぐ使えるわかりやすい画面構成

SP-3000SBは、一目で必要な情報を把握し、スムーズに操作できるよう

工夫されています。

PCリンク

OPTIVIEWを搭載したPCに接続して使用することができます。

セルフテスト

機器に電源を入れるとセルフテストが実行されます。セルフテストで各種モジュールの駆動、各ランプの状態

及びキャリブレーション状態の確認などを行います。

以下の各項目をチェックし、機器使用に問題がないことをその都度確認します。


テスト項目: Link, Wave Motor, Cell Motor, Filter Motor, W Lamp, D2 Lamp, D2 Lamp (Peak)

リモート制御

SP-3000SBは単体でも操作が可能ですが、パソコンに接続してリモート制御することもできます。 

ネットワーク環境では、作業スペースの制限なしにパソコンでデータを測定および分析できます。 


グラフ表示機能

測定結果は適切に自動スケール調整され、 表またはグラフの形式で表示されます。ピンチズーム機能により、必要に応じてグラフの必要な部分を簡単に拡大して表示できます。 

データ管理

測定条件やデータを内蔵メモリ (32GB標準装備) または外付けUSBメモリに保存し、OPTIVIEWによるデータ変換、編集、Excelへのエクスポートなど、 様々な作業を簡単に行うことができます。


測光モード(Photometric Mode)

  • 特定の波長における吸光度(Abs)または透過率(%T)を簡単に 測定できます。
  • ファクター値 (K) を設定することで、試料の定量的分析も可能です。
  • 最大20個の波長が設定できます。
  • マルチセルホルダーが標準搭載されており、最大8つのサンプルを連続で測定します。

定量モード(Quantitation Mode)

  • 検量線を使用した定量分析モードです。
  • 指定された式または標準サンプルで検量線を作成することができます。
  • 最大8回繰り返し測定を行い、正確な結果を得ることができます。

検量線(Standard Curve)作成

検量線を作成するモードには、線形 (ゼロ交差)、線形、二次、三次という4つのオプションがあります。


さまざまな濃度の標準サンプルを測定するか、各濃度の既知の吸光度を直接入力することで、検量線を作成することができます。

スペクトルモード(Spectrum Mode)

  • ユーザーは、波長範囲を設定し、スペクトルを測定することができます。
  • 吸光度(Abs)と透過率(%T)のデータは簡単に切り替えることができます。
  • 最大8つのサンプルのスペクトル測定が可能です。
  • 特定のセクションを拡大してスペクトルのピークやバレーの位置などを自動的に見つけることができます。

キネティックモード(Kinetics Mode)

  • 特定の波長における吸光度(または透過率)の経時変化を確認できます。
  • 測定は一定間隔で行われます。最小間隔は 1 秒です。
  • 測定中は進行状況が表示され、最大 99 時間まで測定できます。
  • 最大 8 サンプルの吸光度変化を自動で取得できます。* 最小測定時間間隔は、測定条件に応じて調整されます。

レポート機能

ユーザーは、測定データをレポート形式で確認、保存(PDF/HTML)、印刷することができます。この機能は、実験結果の文書化をサポートし、データの使いやすさとアクセス性を最大限に高める上で重要な役割を果たします。これらの文書化と保存機能により、研究の再現性と透明性が向上し、信頼性の高いデータ管理が保証されます。

高い精度と安定した再現性

SP-3000SBは、高い精度と安定てした再現性を確保するために、製造工程で厳格な品質テストを受けています。

波長精度と再現性


SP-3000SBは、全帯域にわたって0.1nm未満の波長再現性を確保しています。

ホルミウムフィルター(MU * = ±0.2nm)で検証された波長精度は±0.5nmで、再現性は±0.1nm未満です。

Certified Value
279.44 nm
360.89 nm
453.67 nm
536.52 nm
638.00 nm
Measured (Mean)
279.49 nm
361.00 nm
453.80 nm
536.80 nm
638.00 nm
Measured (Std)
±0.00 nm
±0.00 nm
±0.00 nm
±0.00 nm
±0.00 nm

(*) MU : Measurement Uncertainty

SP-3000SBは、起動時に D2 ランプの波長精度を自動的に検証します。

検証モードを使用すると、スペクトル帯域幅 (SBW) も確認できます。

Certified Value
486.0 nm
656.1 nm
Measured (Mean)
486.0 nm
656.0 nm
Measured (Std)
±0.00 nm
±0.00 nm
Spectral Bandwidth
< 1.8 nm
Measured
1.2 nm

ベースラインの安定度(Baseline Stability)

SP-3000SB は光源にタングステンランプを使用しているため、電源投入直後は光源ドリフト現象により測定値が変動する場合があります。この現象は光源のウォームアップにより徐々に安定します。そのため、高精度な測定を行うには、約 1 時間以上のウォームアップをお勧めします。ウォームアップ後は 0.001 Abs/h 以内の安定性が保証されます。

測光精度と再現性

SP-3000SBは、マルチセルホルダーを利用して、測定ごとにブランク信号を自動的に更新することで、時間の経過に伴う信号変動を最小限に抑えることができます。正確な信号処理により優れたノイズ特性が得られ、測光精度は±5mAbs または1%以内、測光再現性は±3mAbs|以内が保証されます。すべての製品は出荷前にSRM 935a (MU = ±5mAbs) および SRM 930e (MU = ±3mAbs) を使用して検証されます。

SRM 935a + 0.001 M過塩素酸溶液(60 mg/l)の測定結果

Wavelength
235.0 nm
257.0 nm
313.0 nm
350.0 nm
Certified Value
0.7472
0.8637
0.2935
0.6411
Measured (Mean)
0.740
0.856
0.292
0.641
Measured (Std)
0.000
0.000
0.000
0.000

SRM 930eの測定結果

Wavelength
440.0 nm
465.0 nm
546.1 nm
590.0 nm
635.0 nm
Certified Value
1.0218
0.9610
0.9983
1.0938
1.0738
Measured (Mean)
1.022
0.961
0.998
1.094
1.074
Measured (Std)
0.000
0.000
0.000
0.000
0.000

ベースラインの平坦度(Baseline Flatness)

SP-3000SB は、各測定のベースラインを自動的に補正し、個別のベースライン補正を必要とせずに、一貫したベースライン平坦度 (< 0.001 Abs RMS) を提供します。

PCソフト

OPTIVIEW (オプション)

OPTIVIEW は、PC を使用して、分光光度計SP-3000SBをリモート操作し、データの取得、管理、分析を行うことができる Windows ベースの PCソフト

ウェアです。SP-3000SB の使いやすい画面と直感的なインターフェイスを提供します。


OPTIVIEW は、ワンクリックで測定を実行し、リアルタイムで測定データとセルホルダーの位置を確認することができます。また、データ管理のために

フォルダーベースのデータ管理機能も提供します。

様々な出力形式

測定データや解析結果は、さまざまな形式で簡単に出力できます。 OPTIVIEW独自の形式で保存してさらに解析したり、必要なデータだけを 集めてレポート形式で出力したりできます。サポートされている出力形式 は次のとおりです。


画像形式 (.png)

テキスト形式 (.txt)

Excel 形式 (.csv、.xlsx)

レポート形式 (.pdf)

ネイティブ形式 (.ova*)


アクセサリー

様々なアクセサリーとの互換性により、実験環境に最適なソリューションを提供します。

マルチセルホルダー(標準搭載)

最大8サンプルまで自動測定できるマルチセルホルダー。


マイクロボリュームセルホルダー

サンプルの容量が500㎕以下の場合に使用できるシングルセルホルダー。


光路長: 10 mm

中心高さ: 15 mm

ラウンドセルホルダー

ラウンドセルを使用してサンプルを分析する場合に使用できるシングルセルホルダー。


試験管直径: 16 mm / 25 mm

試験管高さ: 最大. 100 mm

ロングパスセルホルダー

低濃度サンプルを分析するために光路を長くして測定する場合に使用できるシングルセルホルダー。


光路長: 20 - 100 mm

温度セルホルダー(水/油循環型)

温度循環装置を使用してセルホルダーの温度を制御するために使用。


チューブサイズ: 6 mm

フィルムセルホルダー

光学フィルムやスライドガラスなどの光が透過する固体サンプルを測定するために使用できるシングルセルホルダー。


サンプルサイズ: 最大. 100 mm(H) x 70 mm(W)

サンプル厚さ: 最大. 5 mm

シッパー

液体サンプルの自動吸引・測定が可能で、吸引量を自動補正する機能を内蔵しており、安定したサンプル処理が可能です。


流量範囲: 0.035~570

速度範囲: 0.5~150 rpm

速度分解能: 0.1 rpm (0~100 rpm), 1 rpm (100~600 rpm)

SP-3000SB SPECIFICATIONS

測光方式

シングルビームタイプ

光源

タングステンハロゲンランプおよび重水素ランプ(光源自動交換モーター内蔵) 

検出器

シリコンフォトダイオード 

スペクトラルバンド幅

< 1.8 nm 

波長測定範囲

190 ~ 1100 nm 

波長表示(設定)

0.1 nm 

波長精度

<± 0.5 nm 

波長再現性

<± 0.1 nm 

スルーレート

7,800 nm/min 

スキャン速度

4,000 nm/min 

測光範囲

吸光度: -3A~3A / 透過率: 0%~300% 

測光精度

<± 0.003 Abs (at 0.5 Abs) 

<± 0.005 Abs (at 1.0 Abs) 

測光再現性

<± 0.003 Abs 

ベースライン安定度

0.001 Abs/h (700nm、ウォームアップ1時間後) 

ベースライン平坦度

<0.001 Abs rms (200~1,100nm、ウォームアップ1時間後) 

迷光

<0.05% (at 220 nm、0.1% Nal) 

<0.05% (at 340 nm, 0.5% NaNO2) 

RMSノイズ

< 0.0002 Abs rms (at 700 nm)

モノクロメーター

ツェルニー・ターナーモノクロメーター

標準セルホルダー

マルチセルホルダー(8連) 

ランプ交換波長

340~410nm(デフォルト 370 nm)

対応OS

アンドロイド 

ディスプレイ

7インチカラータッチスクリーンLCD (解像度: 1280 x 800) 

寸法

433 (W) x 381 (D) × 180 (H) mm 

電源

AC 100-240V, 50/60Hz, 140VA 

重量

10.5kg

PCソフトウェア(オプション)

OPTIVIEW for Windows

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